GSで函岳スーパー林道に挑戦

いきなり函岳に挑戦

金曜日の夜にBMWの函岳オフロードツーリングの通知が届く。
そういえば明後日だったな、仕事は休みだ・・行っちゃうか・・・!
急遽思い立ち、いきなり函岳オフロードに挑戦することにした。
函館ではない。函岳である。
なんか名前は聞いたことがあるなあくらいの認識。


重量級のGSでのオフロード。
しかもバイクをピカピカ大事大事してる120%オンロードライダーなので
はっきりいってめちゃくちゃコワイ。98%くらい行きたくない。
残りの2%はGSに乗ってるんだったらオフロードを走らなければ!という使命感。

その2%に駆られて今回、急遽参戦することにした。

函岳ってどんなとこなのか調べ過ぎたら多分怖くなって行かないので
調べすぎないことにした。
っていっても丸腰は死確定なので、オフタイヤだけは履いてる。
後は気持ちだけあればなんとかなる多分・・。

美深アイランドを拠点にしたら最高すぎた

まず札幌から函岳まで270kmくらいある。
自宅からバイク置き場まで移動しなければいけないので、
当日の早朝に出るのはちょっとな・・。
前日土曜日はBMWとは違う某チームが道北方面へツーリングを企画してたので、それに便乗して北上することにした。パラサイト型の移動!笑

途中でみんなと別れ裏道ワインディングっぽい所を走り、
目的地の美深アイランドという本日のお宿に到着。



本来はふれあいの森キャンプ場という野営チックな所でテントを張ろうと思ったんだけど、
あまりにも野営味強そうなので断念。一人だとクマがコワイ・・。

美深アイランドは町中にあって安心安全。道の駅も温泉も隣接してるので最強。しかも400円。
ただその分大人気で混んでいた。ファミリーやペット連れも多い。

後から気がついたけど、テント張るなら天塩川ぞいがかなり空いててベストだったな・・。虫多いかもしれんけど。


ちょっといい感じの写真がないけど、
温泉は徒歩3分。バイク乗り付け可能。BBQももちろんOK。と最強の布陣。

最近、キャプテンスタッグの超小型のBBQ台を買ったのだけれどこれがすごくいい。
とにかく軽量コンパクトなので、家に帰って洗うときに食洗機にブチ込めるのだ。(もちろん家族がいない時に)
あんな脂ぎっとぎとで炭とかこびりついたので自力でやるのは絶対にムリ・・。


そんな最高のキャンプ地だったんだけど失敗点としては、
近くのスーパーでいい感じのお肉が手に入らなかったこと・・。
夕方にキャンプ地についたのでスーパーも温泉も閉店間際ではしごする余裕がなかったのだ。

あと舐めて寝袋を持ってこなかったのだけれど、意外と肌寒くてあまり眠れなかったこと。
朝になって気づいたけどテントの入り口が開けっ放しだった笑 それは寒いわけだ。
ホットアイマスクをしていたので朝まで気づかなかった・・。

いよいよアタック当日!

そんな感じで翌朝は4時位に起きてしまい準備することに。
最初はテントも全て撤収しようと思ったけれど、
チェックアウトが15時とのことなのでテントやトップケース、その他重たい荷物は全部おいていき軽量化を図ることに。
これは良策だった・・。これをしてなかったら辛さ5倍位になっていたと思う。

ただ着替えやマットなど柔らか系の物はサイドバッグに詰めておいた。
万が一転倒した時のリアクッションになる予定。
これがハードケースだとケースが破損したりするらしい。

そしてネットで調べてエンデューロプロモードを使える隠しプラグを装着しておいた。(今やるなよ)結果的に使わんかったけど。

空気圧は砂利メインなので前後2.0くらいにしとけばとのことで従った。
この辺はまだよくわからん。

準備完了していざ出発!

ルートとしては歌登側から入って函岳に登頂。その後、美深川に降りるコースらしい。
後から知ったけど、歌登側は結構ハード目らしく、通ってる人の記録がほとんどなかった・・。
一般的には美深川を往復するのが函岳オフのメジャールートで、今回のように縦走で行くのはちょっとベテラン向けなのでは・・・

そんな歌登コースに初オフ、GSで挑戦した訳なんだけど、
一言で表すと死ぬかと思った・・・w
5秒に1回くらい死ぬ・・・死ぬ・・・あ、死ぬ・・・って思いながら必死に運転した。
一部、砂利が深い所や急勾配があって、もう登山じゃん!って思った。

でも今思うとびびってスピードを出さなかったせいで逆にバイクが不安定になってたのかもしれない。

途中、前が詰まって坂道で停車。でもそこからの発進が難しくて、
このパターンで4~5回コケた。一回は180度くらい回った。
足がつかなくて粘りようがないので、ちょっとでも傾いたら諦めてバイクだけビターン!って倒すしか術がなかった。

エンデューロモードって何???


ちなみに今回、モードはエンデューロモードというのを使用。
これはダート用のモードらしいんだけど、このモードにすると車高がちょっと上がる。
普段オンロードでさえ足つかないホビット族なので、
こんな低身長殺しみたいなモードいままで一回もまともに使ったことがなかったw

最初はエンデューロモード=足がつかないのでその時点で死ぬって思ってたけど、
意外と足がつかないと諦めの境地に入るというか、もうコケるときはコケるしかないと思えた。

ちなみにロードモードとかだとトラコンが効きすぎてまともに走れないらしい。
でもエンデューロモードでも意外とトラコンが効くので、坂道砂利発進の時に発進が難しかった・・・。(安全なんだろうけど)

スタートだけエンデューロプロモードにすれば電子制御が切れるのかな?とも思ったけど、
走り出してからモードダイヤルを何回も押してエンデューロモードに戻すのはムリなので諦めたw
エンデューロプロモードは多分、ほとんどの電子制御が切れるんだと思う。


オフロードに慣れてきた頃にエンデューロモードにて
加速→ブレーキをがっつり踏んで練習してみたけど、リアはABSが効かないっぽい。ガッツリ踏むとロックしてちょっと流れる。逆にフロントはABSがきいてるっぽい。
きいてるっぽいっていうのも、一昔前の車みたいにガガガがが!ってあからさまに聞く感じじゃなくて、すごい細かい感じで自然な感じの効き方だったような気がする。
最初は効いてんのか効いてないのかよくわからんかったくらい。

かなり荒れてる所でバカみたいに全開でブレーキ踏んでもすごく安定してくれて、BMWすげー!!!!!って思った瞬間だった。

ABSの他にもトラコンとかESA?とか何か良くわからない電子制御が色々と頑張ってくれてるらしい。
初心者でも歌登登れたんだもん。GSスゲー・・・。今回ほんと98%はバイクの性能と、あと引き起こししてくれたり、後ろについてくれたり、BMWのみなさんのおかげ・・。自分ほんと2%くらいしか頑張ってないw

そんな仲間いねーよ!って初心者の場合でも、美深側往復なら一人でも頑張れば行けそう。歌登側はヤバいと思う・・・

なんとか頂上へ

頂上になんとかとうちゃこ。
ここについた時には魂が抜けたみたいになってた。
でもここから下るんか・・・と絶望。。。

しかし前述してるように美深川は意外とフラット目で、なんなら僕でもちょっと楽しめるくらいだった。
とはいってもコーナーは5kmくらいしか出せないし、相変わらず最後尾だったw
みんなはえー・・・。あそこまで走れたら楽しいんだろうなー。

ということで無事に60kmのコースを走り終え下山。
GSをなんとか維持してる庶民としてはオフロードに挑戦するなんてものすごい勇気のいることで、間違いなく人生TOP3に入るくらいの挑戦だったw

でもオンロードじゃ味わえないGSの性能を垣間見た気がするし、
あんなハードな所を相棒と超えたことで人馬一体レベルが一気に上がった気がする。

今回企画して頂いたり、引き起こし手伝っていただいたり、こんな遅いのに後ろに着いてくれたり、BMのみなさんには感謝しかありません!間違いなく一人じゃ出来ない未知の経験でした!!!また来年も挑戦したい!!!

あとドロドロの場所走ったり、ガケ登るやつとかもやってみたい!

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