上ホロカメットク山 テント泊 十勝岳〜富良野岳周遊

仲間とテン泊がしたい

テン泊レベル1の自分。
今回、トムラウシテン泊を予定していたが天候などの理由により急きょ行き先を変更。
上ホロカメットク山、十勝岳、富良野岳でのテン泊周遊を突発で企画した。
前日に山名を知ってリサーチして実行ってくらいの流れだったけど、結果的には大優勝の内容になった。

テン泊初心者なので持ち物、食べ物等悩んだが仲間と相談してお肉とお酒を持っていくことに!!!
クーラーボックスに氷と詰め込んでおいて、登山口着。翌朝常温のまま山頂に輸送。
10月の気温なので衛生的にも大丈夫と判断。
真夏だと厳しいよなー。もっと肉を輸送する技術を学ばねば・・・。

水もどれくらい持っていけばいいのか予測できない・・。
1泊の山行。でも今回は水場も枯れてない。
仲間と相談して一人5L担ぎ上げる事にした。
自分は5.8Lくらいかな。
結果的には1Lくらいは余ったくらいなので次回は5Lでいいかも。
しかし水を担ぎ上げるのは本当にキツイ・・。6Lで6kgなので相当負担になる。
次回は水場がある場所、季節を選びたい・・・。

ちなみにアルコールはウイスキーの小瓶とビール500一本。
切れたら大変。水と同じくらい大事である。

買い出しに1時間かけてたら地方のガソスタが全部閉店していて給油できなかった・・・。
登山口のだいぶ手前の峠を超える時点でエンプティランプが点灯・・・。そこから90km近く走り残燃料は1L程度の状態で登山口に着。
登りでは燃費がリッター3km程度なのでまじでギリギリだった・・・・。
この時点でロードサービス案件だけどとりあえず一杯やって落ち着いてから就寝した。
気温は一桁で結構寒い。


今回は十勝岳温泉凌雲閣付近のパーキングにて車中泊。
トイレが故障閉鎖しており、多くの人がトイレ難民になっていた・・・・。
朝になり凌雲閣がオープンしたので凌雲閣でトイレをお借りした。

夜の時点では10台ほどしかいなかったけど朝5時くらいから続々と人が集まってきた。
7時代になると満車で路駐仕様に。

でも路駐スペースは十分なスペースと幅があったので心配はなさそう。
自分の戦車サイズの車でもなんとか停めそうだ。
羅臼岳とかの路駐スペースだと、自分の車は停めれないのでストレスである・・。

メンバーも揃い、9時発と少し遅めのスタート。
十勝岳温泉から上ホロカメットク避難小屋のキャンプ地までコースタイムで3時間くらいなので余裕がある。(望岳台から十勝岳を経由していくコースだともっとかかるみたい)
黒岳テン泊がレベル1だとすると、ここの工程はステップアップとしてはちょうどいいかもしれない。
ピークが1900なのに対してスタートの標高も1200くらいと高いし、
片道の時間も3時間くらいとぎりフレンドリーなので

スタートから展望も良く歩きやすく、好感の持てるコース・・。
安政火口分岐までは苦もなくアクセス。
ここから安政火口に登れるコースと更に上に登れるコースに分岐する。

写真は正規ルートから見る安政火口。地図には温泉マークがついてる。いつか行ってみたい。
安政火口分岐ではなきうさぎがぴちゅぴちゅ鳴いてたので、粘れば見れるかも。

安政火口からはそこそこの登り。上ホロ分岐から上富良野分岐へも結構な登りで
テン泊装備がかなり応えた・・・。

計量する秤を持っていないけど、推定で20kg近くはある重量だった・・・。
途中、同じくらいの容量のザックを抱えた集団がいたけど彼らは6泊するとのこと!!!こっちは一泊でこの荷物なのに・・・。軽量化も必須科目かも・・・。

化け物岩というすごい形相の岩を発見。

上富良野岳まではキツイ急登だったけど景色は抜群だったので救われた。
上富良野岳からは風は強いがなだらか・・。
しかし風が強いので上ホロカメットク山の山頂は迂回するルートでテン場へ向かった。

たぶん4時間くらいでテン場到着!!!
設営に入る。意外とすごく狭いテン場でテントは数張りしかはれなかった。
でもテン場下にもセカンドテン場的なスペースがあり、事実テントを張ってもいいそうだ。そちらは風もなく空いてて一等地っぽい立地であった。

設営後、十勝岳へアタック予定だったけど往復2時間かかるので16時テン場着になってしまう・・。現在時刻は2時くらい。体力的にも時間的にも余裕ないので省略することにした。
気温低下が予想されるので早めに宴を展開。

質素な食事で済ますのがテン泊なんだろうけど、今回は敢えて米と肉で・・・。
これがマジで地上で食べる5倍はうまい・・・・・。塩味がしみる。

水は十分だったけどアルコールはもうちょっと持ってきても良かったかもしれないと次回の反省・・

切り詰めてる登山ガチ勢が見たら怒られそうな内容だけど、ロマンが詰まってて素敵な思い出になった。

上ホロカメットク避難小屋は新築されていてすごく快適そう・・・。
今回はテン泊にこだわったけど、次はぜひここを利用させてもらいたい。
トイレはぼっとん式で、携帯トイレを使わない仕様なのがありがたい。

それでも日本で暮らしてると絶対に体験しないようなトイレ形式。
海外にいるみたいなのでぜひ。

夕方5時頃には寒さが限界になりホテルへ避難。
疲れでみんな爆睡。夕方6時には寝て、朝3時くらいに寒さで一度起きた。この時点で9時間。その後、寒さとトイレしたさで熟睡は出来なかったけど5時くらいまではうつらうつらした。
合計で10時間は寝れた。普段、どんなに疲れてても6時間くらいしか眠れないので 10時間は驚異的である。
無風で音がなかったのが大きいと思う。

また寝る時はパンツにならないと寝れないので、そのせいで寒くて朝3時くらいに起きてしまったのが反省点・・。長パンツ履いたまま寝れるようにならねば。
1200m付近で気温一桁だったので1900m付近のテン場も0度に近い気温だったかと思うけど、寝袋とウルトラライトダウンがあれば十分であることが証明できた。(つーか雪山でも寝てるし)

翌朝も絶景を拝めた。それでも北海道の9月終盤。完全に冬の気温である・・・。

翌朝は8時くらいかなー。結構遅めに山行を開始。
プランは色々迷ったけど、荷物を撤収して富良野岳方面へ向かうことに。
なかなかアップダウンが激しいけど、あるきやすく展望も良いので飽きが来ないコースだった。

水も4Lは減らしたので荷物がかなり軽くなった。これが体力的な余裕を作ってくれた。

至る所からナキウサギの声が聞こえたけど、無事に姿も見ることが出来た!!!
登山初心者のメンバーもいたので姿がみれてよかった。

これから超えていく山。
アップダウンが・・・。

ちなみに9月の北海道なので紫外線もそんなないだろうと油断してたら見事に日焼けした・・・。


太陽のある左腕がめちゃくちゃ焼けてしまった・・。やっぱり標高が高いのでそれだけ太陽が近いんだろう・・。

顔と首はしむらけんばりに日焼けどめを塗っていたので無傷だった。

腕はDAY1だけ日焼け止めをねって、2日目はめんどくさくて塗らなかったのである。
そのたった数時間でここまで焼けるとは・・・・・・。
今度は気をつけよ。


DAY2はなかなかの行動時間で、たぶん8時間くらい。
なかなかの行程だった。

メンバーの目的であったふたままタンポポも拝むことができた。(富良野岳で)

あとは稜線からロードサービスの手配をして軽油を届けてもらうことにした。

これで帰還できる・・・。

10L近く給油したがエンプティは消えず・・・・。
ほんとに残燃料が1L切ってたと思われる。我ながら完璧な計算・・・(?)

帰りは16時超えになった。基本、14時くらいには帰れるようにプランを組んでるけど、最近は訓練も兼ねて意図的に下山時刻を遅らせてトレーニングしてる感もある。


下山後は麓の某温泉へ。
ここでは露天風呂が冷水という衝撃があったけれど、野湯的な側面を味あわせてくれた。

登山でのカメラに関して

今までは登山でもSONYフルサイズのα7Ⅲやα7Ⅳなどをメインに使ってきた。
特に作品撮ったりガチな使い方はしないんだけど、ファッション的に一眼持ってると山岳カメラマンっぽいというかガチっぽくてカッコいいとかそういうナンパな理由である。

ただフルサイズのセットとなると1kg近くはあるし、重量的にも容量的にもキツくなってくる・・・。
重くてデカいと撮影も億劫になって稼働率が落ちてきて、1kg近い重りを胸にぶらさげながら結局一日に数枚しか撮らないとかいう事もザラである。

これがテン泊装備ともなるとなおさら拍車がかかる・・・・・。

そこで今回はそんな時用に買ったサブ機であるRX100M6を持ち出してみた。
超軽量コンパクトなので持ってないのと同じくらいの容量である・・・。
実は今回、購入してから初めてまともに使ったのだが・・・。

以下、感じたメリットとデメリット。

ファインダーのワンタッチポップアップで電源の入切れが出来る(M6M7だけの特権)

これすげー便利!!!しかし、電源オフが壊滅的に遅い・・・・・。
ファインダーを指で押し下げてから、鏡筒が格納されるまでのタイムラグがめちゃくちゃ長いのである・・・。これ、旧モデルのほうが早かったような・・・。

24-200(拡張で400mm相当)という高倍率、ズーム力

これにつきる。登山道って歩くスペースが限られてるし、焦点距離を足で稼ぐ的なことができない。というか歩いたら疲れるし笑

そう考えるとズームで焦点距離調整出来るのはめちゃくちゃ便利・・・・。

ちょっと印象的に山を切り取りたかったり、ぱっと野生動物が飛び出し来た時とか、
山では汎用性でかい。

200mmで撮った写真。なんとかっていう高山にいる鳥らしい。なんとかガラスだっけ・・

それをクロップした写真。おー全然いいじゃん。

これは200mmの限界を超えて400mm超画素ズームまで撮った写真。
あれ、これ使えない印象だったけどなんか全然いいかも。
光の条件が良かったのかも。

ここまでの望遠あってこのサイズならほんといいなーM6。
万人におすすめできる物ではないけど。


以前はフルサイズ用の24-240という無名だけどすごくいいレンズを持っていたんだけど、レンズだけでたしか800gくらいするので重たいのである・・・。

色味について

α7ⅣのクリエイティブルックはJPEGで流行りっぽい色味を出してくれるので超お気に入り・・。JPEG撮って出し縛りで楽しんでいる。

一方、α7ⅢやRX100などは従来のクリエイティブスタイル。
すごい綺麗なんだけど、正直硬いというか、RAW現像しないとなんかいい感じにならない気がする・・。

いっつもパソコンでライトルームで現像してたんだけど、これが月1000円。1年で12000。
5年使ったら60000・・・・。ガチフォトグラファーでもないのにこの出費は痛い。(いまさらだけど)

でもここ最近になって、スマホのライトルームなら500円のプランか0円のプランがあることを知った。(いまさらすぎる・・・・・)
しかも0円のプランで相当の領域まで使わせてくれるのでもうこれでいいじゃんってなった。

ただしRAW現像はできないのでJPEG縛りになる。
スタイルはニュートラルかディープで薄ーめに撮ってライトルームで軽く仕上げるとなんかいい感じになる。

↑スタンダードで取ると色もコントラストもバキバキになって、後から調整もしにくい気がする。

M6とはこんな感じで遊んでいこうと思っている。

あと気になった点としてはダイナミックレンジとか逆光耐性が弱いので、
太陽を入れてのショットはちょっと厳しいかも。
長所短所がはっきりしてる飛び道具的なカメラですね。

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